が。

「あんた、自宅が駄菓子屋でしょうが!」



ーーーそう。

こいつ、藤堂伊織は今時珍しいが、駄菓子屋に住んでいるのだ。


私はそんな奴の家とご近所で、小さい頃はよくそこで駄菓子を買ってもらった。

勿論、今でも頻繁に自分のおこづかいで買っている。

最近は学校帰りにそこで少し駄菓子を買うのが習慣になっているくらいだ。


で、昨日もそこへ行った訳なんだが。

どうしてかこいつは、私に自分の分も駄菓子を奢れと言っているようだ。挙げ句、自分の部屋まで持ってこいと。


…自己中にも限度ってもんがあると思うんですけど。