ブラック-SS-




気崩された学ランに、目がキラキラと光る綺麗な金髪。




な、なんで?

まさかクラスメートの私を先生に連れてこいって言われたとか!?



いや!でもそんなはずない!!
先生が彼にそんな事頼むはずがない!



私はダラけていた身体を思わずバッと起きあがる。




目の前の彼は、ただ私を見つめていて




私の心臓はドクドクと加速していく。




ヤバイ!私髪の毛とかボサボサだし!
制服もグチャグチャだし!!
最悪!!



まさかこんな所で彼に会うなんて、
むしろ私を見ている彼に信じられない気持ちでいっぱいだった。