「待って……おと…さん、おか…さん…


いかないで……!


私達を置いて…いか…ないで…!」







「大丈夫よ。風華、あなたなら出来る。


殺すために戦うのではなく、守るために戦いなさい。


いつまでも親に頼りっぱなしは駄目よ?


…!駄目だわ。もうこれ以上は危険よ。


早く!なつみを連れて逃げなさい!」





「嫌だ…!」
「早く!早く逃げなさい!」


「…っ……」



涙を堪えて幼い子供達は走りだした。






「元気でね。私の宝物。


あなたはいつか目覚める――。



そのときがきたら、私達は天から見守っているからね。」







そういって、戦いに行った。