先輩と食事をしていて

同じ店に浩一君と昼間の彼女を見つけた


嘘をつかれたんだと理解した



家に帰ってから、気分が悪くて吐いた



その日、浩一君は帰って来なかった


眠れなくて


起きてた… 


浩一君が、帰って来たのは朝だった



あたしは、浩一君に抱かれていない



なのに、付き合ったその日に彼女とは


結ばれたんだってわかり



あたしは、しないと決めた


リスカを


してしまった



ズキズキと痛む心が、不思議と落ち着いた



二度としないと決めてたのにな……







リスカをした罪悪感と浩一君が離れていく

不安や孤独



ソレを隠さなきゃいけないと思った


バンドの練習を休んで


久しぶりに切った傷を見ながら


どうしようと悩んだけど


あたしは、浩一君が好き



ということに変わりなく



傷にカサブタが出来るように



あたしの心にもカサブタを作ることにした