あなたのためにできること

奏「・・・。
  美紀は知らないの?」

久しぶりに話した。

美「な・・にを?」

奏「組ってね。
  人を殺したりしてんだよ。」

美「そんなわけない!!」

奏「美紀が信じてる
  おじさんだってね。
  もちろん
  おれの父さんも。
  だから別に気にすることじゃない。」

・・・・
ひどい・・・
どうしてそう思うように
なってしまったの?

奏「美紀だっていずれそうなる。
  俺みたいにね。
  だから俺の気持ちがいつか
  分かるよ。」

美「そんなのわかりたくない。」

奏「そっか。
  でも美紀も同じことをしなきゃ
  ダメなんだよ?
  組長だから。
  


  俺には美紀さえいればそれで  
  いいんだー。(ニイ・・)」

そう言って笑ったカナの顔は
ひどくゆがんでいた。



まるで別人だった。