恋 文 日 和



そんなあたしの心模様とは裏腹に
部屋に鳴り響いた脳天気な音楽。


「あっ、あたしだっ!」

えへへ、と笑い、不自然な程うわずった声でそう言うと
カバンの中から携帯を取り出した。



チカチカと光る、メールマーク。

差出人は……玲だ。



―どう!?プレゼント渡せた?あ、日和の事だからまだか!

とりあえず、あたしと俊介はテキトーに時間潰して帰るから、ちゃんとプレゼント渡すんだよっ!


ファイト、日和!―



……そぉんなぁ…。
んなの無理に決まってるじゃーんっっ!

玲のバカ!アホ!
あんぽんたーんっっ!!



叫び出したい気持ちを抑え、気を取り直したあたしは

「メ、メール、玲だった!」

パタンと携帯を閉じて神楽くんに向き直る。