恋 文 日 和



どうして
あたしってこうなんだろう。

あたしはいつも
人の気持ちに無頓着すぎる。


こうやって
自分の知らないところで
気が付かないうちに

何度、誰かを傷つけてきたんだろう。



だから、玲にも呆れられるんだ。


うんざり、って言われても
仕方ないと思った。




俯いたまま、スカートを握り締める。


しばらく続いた沈黙の中

「実はさ、」と話を切り出したのは桜井くんからだった。


「今日日和ちゃんを呼んだのは、それが言いたかったんだ。」

「え?」



ふっと笑った桜井くんは
汗のかいたシェイクを手に取る。

「日和ちゃんには、俺みたいに後悔して欲しくないから。」



その言葉の真意が読み取れなくて
首を傾げたまま、桜井くんの声に耳を向けた。