恋 文 日 和



そして女の直感が働き始める。


まるで花が咲いたように
神楽くんへ笑顔を向けるリサさん。




…もしかして、神楽くんの事―――…?



「そうだ!菊井さんの歓迎会もしなくっちゃね!」

「え?」

もの思いにふけっていたあたしに、突然リサさんがニコっと笑ってそんな事を言ってきた。


「えー、リサさん俺にはしてくれなかったじゃないっすか!」

「あはは!そうだっけ?じゃあ、神楽くんの歓迎会も兼ねてしようよ!」

全ての仕草が女の子らしい。


こうして見てると
リサさんはいつもこうなのかもしれない。

やっぱり、あたしの気のせい、かな。


そもそも、リサさんがライバルだったら全く勝てる要素がない。



くるり、と緩く巻かれた髪。
大きな瞳が、少し日に焼けた肌によく映えて。


胸だって、あたしよりも全然あるし
モデルのように長い脚。




…うう、見れば見る程
綺麗な人。

とてもじゃないけど
一つしか年変わらないようには見えないよ…。