「落ちたり喜んだり、本当忙しいヤツ。」
頬杖をついた玲が、呆れたようにポテトを口に運ぶ。
ハンバーガーを頬張ったあたしはそんな玲に
ニヘっと笑った。
騒々しいファースドフード店の角、外は文句なしの晴天。
絶好のバイト日和!
「って、あんたのバイト室内じゃん。」
うう、鋭いツッコミ。
ショボン、とするあたしに
玲が呆れつつも少し笑いながら
「ま、日和が幸せならいいけどね。」
言って、また一つポテトを口にした。
あれから更に一週間が経って。
『明後日から来られる?』
神楽くんのメールで
今日ついにバイト初日。
一応、紹介という事もあって今日の面接と同時に採用決定。
そして今日から研修に入るんだって!
緊張するし、もちろん不安もたくさんあるけれど、それでも神楽くんが一緒なら。
何だって頑張れる気がするんだ。

