「香織っ、おはよう」



「あ、おはよう」



そう言ってきた沙織。



「ねぇ、ほんとに香織は佐伯くんのこと好きじゃないの?」



「……っなんでそう思うの?」




「だって、香織、佐伯くんしか見てないもん」



「そんなことないよ」




「ほんとに?それじゃあ、言うね?
私、佐伯くんのことが好きなんだ。」