七色の明日




「かーおーりー」


「あ、美玲、」

「一緒に帰ろう」

「うん。」



それにしても美玲としゃべるの久しぶりだな。



「ねぇ、香織」

「ん?」


「皐月くんと別れたってどういうこと?」


私は、すべてのことを美玲に話した。


「そっか。まさか皐月くんがそんなだったとわね。」



「うん。でももういいの。友達だしね」


「友達?香織お人好しだね」