「そ、そういう春ちゃんはあいつと上手くいってるの?」

「わ、わわわわ私の話はいいよ!菜知の話を聞かせて!」

私がそう言うと菜知は先週のデートのことを話し始めた。その日、零君にネックレスをプレゼントされたらしい。そして、来週は零君の誕生日で何を買っていいのかわからないのだそう。

「うーん。じゃあ、私の男友達にそういうの詳しいのいるからきこっか?男は何をもらったら嬉しいのか。」

「お、おおおおおお願いします。」

その日の放課後、私は聞きに行った。

その相手とはズバリ!

「慧っ!頼む!私の力になってください!」