ピピピピ… 「ん、」 もう朝…? 瞼が腫れて重たい。 バッグバッグ… 「あれ!?」 ガバッと起き上がると、自分はいつものベッドの上にいることに気付いた。 どーりであんだけ強く掴んでいたバッグがそばに無い訳だ。 でも、どーやって… 「あったかい…?」 何かが私に巻き付いている。 恐る恐る見やると 浮気性と化した私の愛しい上田くんだった。