そろそろいいかな?
もう、目が覚めたかな。
目をあけたら、知ってる場所かしら。
勇気を出して目をあけた。
「うっ!」
目をあけると、そこには男のドアップが。
思わず変な声が出た。
恥ずかしい。
「ど、どいてよっ!」
なんで、目覚めてないのぉ?
「なんだ、俺に襲ってくれと言っていたんじゃないのか」
男の手が頬に触れる。
はぁぁぁぁ?
なんでそうなる!
「誰がっ!」
「俺の目の前で横になって目を閉じる。襲ってくれと言っているようなものだ」
近づく顔。
妖しく口角のあがる唇。
あああ、なんで私そこに目が行くの!


