居たたまれなくなった私は部屋を飛び出し自分の部屋に逃げ帰った。
バタン、と大きな音を立て扉を閉めると、ズルズルと座り込む。
なによ・・・。
なんであんな風に言われなくちゃいけないの。
私だって、別にいたくてここにいるわけじゃない。
したくて関係してるわけじゃない。
弱いところを見て。
“側にいてほしい”なんて言われて・・・。
私、勘違いしてた。
あいつは、勝手で最低でひどい奴だったんだ。
そんなの、最初からわかってたことだったのに。
いろんな抱えているものに、同情して忘れるところだった。
そうよ。
あいつの言う通り。
あいつがどうなろうと、私には関係ないんだ。
私には。
