「二人の式には、ぜひ呼んでくださいね」

「えっ」



私がそういうと、ミイナさんは驚き顔を赤らめる。



「え、あ、わた、私とデモンさまは、そんな・・・」

「ああ、必ず呼ぶとしよう」



戸惑いふためくミイナさんの言葉を遮るように、デモンがはっきりとそう答えた。
私は笑みを深め二人を見る。

デモンも、すっかりミイナさんの想いに打たれた様子に、嬉しくなる。




「えっ、で、デモンさま・・・?」




困惑気味のミイナさん。




「ミイナによく似合うドレスを仕立てなければなりませんね」

「えっ、ちょ、シモン!?」




からかうようにシモンもそう言う。
ミイナさんは戸惑いながらもどこか嬉しそうだ。