「その想いはやまやまですが、これは、カインさまの戦いです。僕たちは、見届けるために来ているだけです」
「見殺しにするか」
「違う!信じてるから!僕らのカインは、絶対に屈しない!」
「お前なんかに負けねぇってことだよ!」
「許さない!私たちの想いをカインが全部ぶつけてくれる!」
今までずっと、護られてきたカイン。
戦いたくても戦えなくて。
護られてることしかできなかったカイン。
でも、今は。
皆がカインを信じて。
カインを戦わせてくれている。
それが、どういう事かわかったうえで。
その言葉の通り、命を懸けて。
「みんな・・・」
きっと、こうしてみんなの想いが一つになれたのは。
デモンがいたからで。
カインにはみんながいて、みんなにはカインがいて。
そんな、愛に満ちた。


