「だめだよ、カイン!」
立ち上がり、歩き出そうとした俺をスイが引き止める。
身体に痛みが走るのか顔を顰めながらも、俺の腕をしっかりと掴んだ。
「放せ!」
「どこに行く気!?」
「あいつを取り返しに行く」
「無茶だよ!」
煩い放せ。
スイの腕を放そうともがく。
身体に力が入らずひざから崩れた。
「天上界が、不安定になってる。カイン、相当体きついんじゃないの!?」
フウカが身体を起こしながら心配そうに叫んだ。
痛みなんて、もうわからない。
そんな事よりも、今は。
「そんな状態でいったって、あしらわれて終わるだけだろ!」
「だったらこのまま黙っていろと言うのか!あいつは、あいつは、・・・っ」
ライの言葉に、声を荒げ反論する。


