突き通してしまえばいい。 俺が選んだ。 俺が、たった一つ選び取ったもの。 それが、ももこなのだ。 「お前、今日から俺の嫁だ」 もし、この想いが突き通せたのなら。 なにかが変わるかもしれない。 誰かの想いの上を生きてきた。 敷かれた道の上をただ生きてきた。 でも、もしかしたら。 今からでも、自分で選びとった道を歩くことができるかもしれない。 願ってしまった。 そう、望んでしまった。 目の前にいる人間に、未来を光を見てしまった。 でも、それも幻だったのだろうか。