この世に生まれ総紳となってから俺の人生(みち)は決まった。
一本のレールがひかれ、その上をただ歩いて行く。



天上界のため。
もっと言えば人間界のため。



この世界を統べるモノとしての責任。
こうあるべきだと教えられ。
迷うなと叩き込まれ。



これは、自分の意思なのか。
それとも誰かの想いなのかもわからず。




それが正しいものと生きてきた。




ただそこにいて。
ただ護られて。



この世のために。
誰かのために。




総神であるならば――――――