俺サマ神サマ〜お前今日から俺のヨメ〜



「ももちゃんはなにしてたの?」

「ああ、一人でなんだか落ち着かなかったから散歩」

「へぇ!じゃあ、僕も一緒に行っていい?」

「はあ?お前、仕事は」

「平気だよ。僕のノルマはちゃんとこなしてきた!別にライは来なくていいんだからねっ!」

「言われなくても行かねぇよ。そんないけすかねぇ奴」




ライはそう悪態をつくと城の中に入っていった。
皆、ここで暮らしているんだろうか。




「あの、スイくん」

「なぁに?」

「みんな、ここですんでるの?」

「そうだよー。基本的な主要な神はそれぞれ城の中に部屋を与えられてるんだ。部屋って言っても何部屋もある・・・人間界で言う2LDKとかそんくらいの広さの」

「えっ・・・そうなんだ」




すごい。
さすが神さまというべきなのか。

というか、それ程に大きな城だったのね。


少し歩きだし、見上げてみようと思ったらあまりに大きすぎて視界に入りきらなかった。
それだけで、規模の大きさを思い知る。