「探し物だと?」
「う、うん」
「あそこは、今は使われていないが地下牢だった場所だ。そんなところに、なにを探しに行ったというんだ」
苛立ったような声。
攻めるような声に私はギュッと手を握る。
「迷ったの。まだこのお城に慣れてないから。探してるうちに」
「そんなでたらめが通じると思っているのか?」
カインの手が私の肩を掴む。
俯きかえた顔を起こされる様に肩を揺らされる。
「でたらめなんて・・・」
「ミイナだろう」
真っ直ぐ射抜くような、見透かすような瞳。
平常心を保とうとした私だけど、一瞬目を見開いてしまう。
「・・・やはりな」
見抜かれてしまったことに罪悪感を抱き顔を伏せた。


