思い出すと、恐怖が蘇る。 なにをされたわけでもないのに。 ただ、閉じ込められただけ。 でも。 真っ暗で、なにも聞こえなくて。 誰も、応えてくれなくて。 孤独だった。 それが、ものすごく怖かった。 「ももこさま?」 「え?あ、ううん」 いけない。 心配かけないようにしなくちゃ。 「カインさまを呼んでまいります」 そう言うとモリアは部屋を出て行った。 一人残された部屋。 静けさに、不安がよぎる。 もう暗闇でもないのに。