「え・・・ここですか?」
「ええ。なんでも、この中に探しているものがあるからと中で探されている様なの」
ミイナさんに連れてこられたのは、今まで来たことのない場所だった。
お城の地下に来たのはわかったが、そこにこんな場所があるなんて知らなかった。
大きな少し古ぼけた扉。
薄暗い不気味な雰囲気の場所に少し恐ろしさを感じる。
「さ、カインさまが待ってますわ」
「は、はい・・・」
お化けとか、出ないよね?
おずおずと扉を開くと中はもっと真っ暗で。
「あ、あの、ミイナさん・・・。真っ暗だけどほんとに・・・」
一歩中に入って真っ暗な部屋に首をかしげ確認しようと振り向くと、目の前でパタンと扉が閉められた。
一気に灯りのなくなった部屋。
ガチャンと嫌な音が響いた。
「え!?ミイナさん!開けて!どうして!?」
ダンダン!と扉を叩いてみるけど反応はなく、扉も鍵がかけられたのかビクともしない。
閉じ込められた、そう気づくのに時間はかからなかった。


