「わ、笑うって、そんな、いつもヘラヘラ笑うわけじゃないし・・・」
「じゃあ」
カインが立ち上がり、私の隣に移動する。
私のソファの隣に座ると私の方にグイッと体を向けた。
「どうすれば、お前は笑うんだ」
「えっ」
「ん?言ってみろ」
顎をグイッとあげられ見つめられる。
その表情はいつになく優しくて・・・。
な、な、な、なにっ!?
心臓がバクバク音を立て顔が熱くなってくる。
「ちょ、ちょっと、カインっ」
「なんだ」
「ち、近い・・・っ」
「な、・・・っわ、悪い」
顔を赤らめ顔を反らしたカイン。
え、なに。
無意識にしてたわけ?
なんでカインが照れるのよっ!


