「当たり前じゃないですか」 優しい声が降ってくる。 私は目を見開き顔をあげた。 私を見る瞳が優しい。 「ももちゃん!帰ってきてよ!」 「もっちんがいないと女子がいなくて寂しいんだから!」 「・・・仕方ねぇな」 皆の視線が温かい。 今まで、散々わがままで酷い私だったのに、受け入れてくれるの? 許してくれるの・・・? 「みんな・・・」 なんて優しい人たちなんだろう。 知ってたはずなのに、そんな優しさからもずっと逃げてきた。