カインは順調に回復し、他の神たちとも他愛ない話ができるようになった。
あれから、カインは甘い言葉を言ってくれることはなく、前みたいなクールなカインに戻ってしまった。
それでも。
あの時確かに聞いたカインの気持ちは私の中に確かに残ってて。
その言葉があるから私は、向き合おうと思った。
ちゃんと、カインを知ろうと思えた。
「お前ら、いい加減仕事に戻れ。俺の事はいいから」
「いいわけないだろ!俺たちがどれだけ心配したと思ってんだ!」
「わかってる。すまなかった。もう勝手なことはしない。それでいいだろう」
「本当に。心臓が止まるかと思ったんですよ」
皆の様子に、カインも満更ではない様子で。
とても、いい雰囲気が戻ってきていた。
「あの!みんなに、伝えたいことがあるの」
そんな中、私は声を上げた。
決めた、ことがある。
「なんだよ」
「私、ここに戻ろうと思う」
私は顔をあげ、そう宣言した。


