だから、お願い。
カイン・・・。
死なないで・・・っ。
時間を置き、小さな揺れは続いている。
カインが持ち直すまでこの状態は続くのだろうか。
だとすれば、この揺れが収まれば、カインは無事だということ?
治まらないってことは、危険な状態が続いているってこと?
「とりあえず、場所を移動しましょう」
「でもっ」
「ここは窓も大きいためもし窓が割れてしまった時危険です。カインに護られた体、大事にしてください」
ヨウさんがそう言って優しく微笑む。
私は唇を噛みしめ、瞳に涙をためて頷いた。
そうだ。
この命は、カインに護られた命。
私の命を護ってくれたのは、カインだ。
どうして、私なんかを助けてくれたんだろう。
憎まれ口しか叩いてこなかった。
逃げ出した私なんかを・・・。
カインが元気になったら、それを一番に聞きたい。


