頭にカーッと違登ったからか、頭がボーッとしてふらついた。
カインがそんな私の身体をとっさに支えようと手を伸ばした。
触れた手を、私は思い切り振り払った。
「触らないで!」
拒絶した私を、傷ついたような表情で見つめるカイン。
なんでそんな顔するの。
まるで私が悪いみたい。
勝手な事言われて、気持ちを踏みにじられて傷ついてるのは私の方なのに。
どうしてカインがそんな顔するのよ。
「・・・部屋に入るから。しばらく放っておいて」
すぐそこまでたどり着いていた自分の部屋にそう言い残して逃げ込んだ。
頭の中がごちゃごちゃしてまとまらない。
身体がずっしりと重くて、心が苦しい。
助けて・・・。
そう叫んだって、誰も助けてなんてくれない。


