「どうしたの、そんなに慌てて」 ヨウさんは、私を心配そうに見下ろす。 私はそんなヨウさんを見上げ、唇を噛んだ。 「ヨウさん・・・っ」 思わずヨウさんに抱きつく。 ヨウさんは驚きながらも、優しく包み込んでくれた。 自分がわからない。 今のこの気持ちの訳も。 「ももこさん。僕の部屋に来ますか?」 「え・・・?」 「ここでは少し、目立ちますから」 ハッとして体を離す。 そう言えば、ここは廊下だった。 私は恥ずかしくなって顔を赤くさせた。