「とにかく、俺は、俺が護りてぇからあいつを護ってんだ。別に神の仕事とかそんなんは関係ねぇ」

「そっか・・・」

「だから、お前の事も認めてやってもいい」

「え?」

「・・・少し、だけどな!」




ぶっきら棒にそう言うと頬を赤く染めて出て行ってしまった。
認めてって・・・。
別に、認められたくてしたわけじゃないけど。


ライには嫌われてる気がしてたから、少しは変ったなら嬉しいかな。




やっぱり、嫌われたままは気分はよくないしね。




ライは、総紳としてのカインを護ってるわけじゃない。
そう言っている様だった。
ライにとって、カインの存在ってそれくらい大切なものなんだろうか。



カインは、それを知ってるのかな。




なにも、受付ないような雰囲気を時々露わにするカイン。
それは私に対してだけ?


ライや他の神に対しては、もっと心を開いているのかな。