目の前にいたのは、ヨウさん。
ヨウさんの姿にホッとした私は、足がすくみすとんとその場に座り込んだ。
悪神の姿はもうない。
ヨウさんの手には剣が握られていて、ヨウさんが助けてくれたんだと分かった。
「ももこさん、大丈夫ですか?」
「う、うん・・・」
ヨウさんが心配そうに私の背中をさすってくれる。
今になって体が震える。
怖かった・・・。
「二人がいないことに気づいて様子を見に来てよかった」
「・・・ありがとう、ヨウさん。助けてくれて」
「いえ。これも僕の仕事ですからね」
ヨウさんが優しく笑った。
その笑顔に、少し心が落ち着く。
「カインも、大丈夫ですか?」
ヨウさんが私の後ろに向かってそう言った。
そうだ、カインは・・・。


