あれから日がすぎるのが早い。 あっという間に5月の半ば。 教室で穂乃と喋っていたら先生が入ってきた。 「今から進路調査書配るから来週の水曜までに出してな。」 先生の言葉にみんな返事をした。 どうしよっかな。進路。 私はまだ決めかねていた。 この時間は進路の話で終わった。 私は進路のことで頭がいっぱいになりあとの授業は上の空だった。 気づけば放課後。 どんだけ悩んでんだろ私。