「今日楽しかったね。」


「そうだな!」


帰り際そんなことを言いながら帰っていた。


昊空たちは疲れたのか寝てしまった。



ちゃんとイルカのぬいぐるみを抱えて。



「ねぇ。悠ちゃん。」


「ん?」


「あのね。私ってこの子たちの母親にちゃんとなってんのかな。」


「急に何言ってんだよ。ちゃんとなれてるよ。」



「そうかな。」


私は今日子どもたちと一緒にいてこんなに笑顔で笑ってるところ普段あんまり見てなかった。




だから急に不安になってしまった。


「そんなことないって。千紗だって俺だってまだ子供だけど、こうして子ども産んで子育てしながら学校行ってちゃんと出来てるだろ。
たまにはお義母さんにお世話になるけど。」


「そうだね。自信持たないとね!!」



悠ちゃんにそんな事言ってもらって勇気出た!


これからも頑張る。悠ちゃんと子供たちがいるから!


そして2人で帰った。







それを誰かに見られていたとは知らず…。