案外時間が経つのは早く、あっという間に昼休みになった。


自分のお弁当を持って屋上へ行く。


別に彩とお昼が食べたいわけじゃない。


でも、きっと持ってかなきゃお昼食べられなくなりそうだからね。


そして屋上の扉を開けると、まだ彩は来ていなかった。


1人で扉の側の壁に寄りかかり、お弁当を広げた。


5分ほど経っただろうか。やっと彩がやって来た。



「彩、遅い」


「ごめんね結穂。委員会の仕事があってさ」


彩はやっぱり普通だった。



「で、話って何?」



…………本当に話の内容くらい、察してるんでしょうね。