5分ほど歩くと小さな公園に着いた。


「もー、何!佐々木君、あたしのこと好きなんでしょ〜?」


「うん、好きだよ。てか、怜斗って呼んでよ。」


かるっ。


でも、無邪気な笑顔で好きだよ、なんて不覚にもドキッとした。



「じゃあ怜斗で。」


「おっけー。」


「うん」


「……」


「……」


いつもはペラペラ喋るあたしだけど
怜斗が年上だからなのか、


完全に怜斗のペースにもってかれて
いつもみたいにうまく会話できない。