それにしてもこの学校


広すぎます!


ま、迷ってしまいました…


ここはどこですか!?


キョロキョロしながら歩いていると



ドンッーーーーーー!


誰かとぶつかってしまいました!


「すいません!すいません!」


私としたことが!

ちゃんと前を見て歩かないから…!


おでこが足につくぐらいまで頭を下げて


全力で謝ります。



「大丈夫だから顔上げて?」


低くて聞き取りやすいキレイな声が聞こえました。


どうやらぶつかってしまった人は

優しい方だったみたいです。


ゆっくりと頭をあげると


そこにはマンガから飛び出してきたような

王子様が立っていました。