「これも勉強の一環だ。
やめろと言うならやめるが、勉強をやめるということは零央が教える時間が増えるということだ。
そうやって我が侭で零央に迷惑をかけていいのか?」
メイワク。
僕が嫌がれば、零央さんに迷惑が…?
「…っよく、ありません…」
「そうだな。
じゃあなんて言うんだ?
ほら、相手にお願いするときは?」
「………、ッ哉守さん、」
「ヒロだ。」
「…ヒロ、さん。
僕に、勉強を…」
「勉強だけか?
快楽も、だろう?」
「僕に、勉強と快楽を、教えてください。」
「…フ、いいだろう。
じゃあ、舐めろ。」
ヒロさんは、そう言って自身の右足を出してきた。
「…」
ピチャッ
僕は言うとおりにした。
低くかがんで、ヒロさんの右足の親指を舐める。
「…そう、もっと舌を使え。」
ピチャッ
ピチャッ
「…いいねぇ、物覚えが随分と早い。」


