まいなす、ぷらす。
「いきなり勉強から入ってもつまらんからな。
…まずは、お互いの身体のことを知らなければ。」
そう言って哉守さんは、僕のズボンの中に手を入れた。
「なにをされているんですか?」
「いまから俺がすることは、本来好きな人以外とはしない行為だ。
だが、それを楽しむヤツもいる。
俺は後者だ、久々の上玉だからな。
存分に嫌がれよ?」
僕の生殖器が、いきなり握られた。
「あ、っ…や、駄目、やめてください。」
「ふーん、なるほど、クローンといえど快楽はインプットされてるんだな。」
「快楽なんて…っ、」
「感じてるって事だ。
お前、俺が好きなのか?
好きなヤツ以外とヤると最初は感じないと言うが…
最初から感じるなんて、才能あるな。」
「哉守さんは好きではありません。」
むしろ、嫌いだ。
「離してください…、っ」
「いいねぇ、快楽に屈しまいと必死に耐えているその顔。
反抗的な目。
俺の好みだなあ。
反抗心があって、綺麗な顔をしている。
その面汚してやろうかな。」
「やめっ…」


