「で、今日はどうだったの。」
唐突に恵未優は私に問いかけた。
いや、これも毎回のこと。
私は学校で一人ぼっちになりかけている。
友達ともうまくいかず、人間関係がなりより苦手でクラスメイトからよく陰口が聞こえてくる。
息苦しい学校生活を、毎度、
恵未優に聞いてもらっているのだ。
「今日も、最悪だったよ。
班で掃除をしなきゃ行けないのに、私だけ放課後に残ってさせられた。
みんなサボッてさ…。」
「どうしてサボったんだろ…。」
「そりゃあ、みんな遊びたいからだと思うよ。
それに、私断れないから引き受けた…。」
「だからって押し付けるなんて酷い。」
「本当だよ!…はぁ、。友達はさ、見て見ぬふり、先に帰っちゃった。」
「そんなの友達じゃないよ。」
「……だね。」
「どうして…そんなことされても、学校にいくの。」
「私、勉強は嫌いじゃないんだ。
学びたい、新しいことをたくさん…。」
「紗英みたいな思考の人はなかなかいないね。」
「そうかな?」
「うん、きっと…。」
「…うーん、でも恵未優が来てくれたら毎日楽しいんだろなぁー。」
「どうだろ、逆にガッカリしちゃうよ。」
「どうして?」
「私、勉強できない…。」
「なら、私が教えるよ。
ねぇ…来ない?」
「………………。」
黙り込んだ恵未優に、私は察する。
絶対に恵未優は学校に来たくない、来ないって。


