木々が立派に立ち並び、道なき道を進む。 全く変わらないような景色でも、確実に進んでいると感じるのは外の音がだんだん聞こえなくなるから。 もう、車の音はピタリ、と消えていた。 もうすぐ…もうすぐだ。 少し歩みを進めると、木々の奥に一軒の家が見えた。 いや、小屋と言った方が正しいかもしれない。 木で組まれた小さな小屋で、とても古く今にも壊れそうな印象を受けるそんな小屋だ。 ドアを目の前に、一息つくと コンコンッとドアを叩く。