夏の終わり、恋花火


「なになになんの話し~??」


かき氷を二つ抱えて光太郎が戻ってきた。

動揺してしまっているのを隠したくて
あたしの口は勝手にペラペラと喋り出していた。


「光太郎..あたしと付き合おう!!」



光太郎にあたしは逃げた。
自分の気持ちが揺れて引き戻されるのが怖くて。


「渚...」


拓海くんも光太郎も目を丸くしてる。


「渚!うん、付き合おう!!ありがとう!」

すごく嬉しそうに光太郎の笑顔が弾けた。
勢いと逃げで言ってしまったけど
これでよかったんだ。


拓海くんにはあゆみが
あたしには光太郎がいる。