夏の終わり、恋花火

悲しいのかな?
あたしの存在は忘れられて、あゆみを見つけた拓海くん。
羨ましいのかな?
あたしの知らない拓海くんを知ってる、拓海くんの心にシンクロできるあゆみ。
わからない。
あたしは今だに自分の気持ちがわからない事が多すぎて戸惑う。




「!?」




光太郎の顔がふいに覆いかぶさって、あたしの唇にキスした...。


「渚..すぐ泣いちゃうから...」


夕日に移り変わろうとしてる西日が、穏やかな海面に大きく映し出されて眩しい。


また涙がこぼれた。


初めてのキスにビックリしたからかもしれない。


「すき、だよ」


光太郎が耳元でささやいた。