「森川..渚ちゃん..?あたし、藤咲あゆみです、ヨロシクね!」
名札を確認しながらその美少女は言った。
今だ人見知りなあたしはみんなの輪に入れず、まあいっか、と席にぼーっと座っていたら。
前髪ナシの前下がりボブがとてもよく似合う美少女だった。
「持ち物とか髪型とかかわいいから気になって~」
今でも百花にいろんなアドバイスをもらって、髪をコテでゆるく巻けるようになった。
こんなかわいい女の子にお褒めいただくなんで、悪い気がしない。単純にうれしい。
人懐こい笑顔で、親しみやすそうだし。
「ありがとう!!あゆみちゃん??
あゆみちゃんこそすっごくかわいいね!!」
「えーっ!!渚ちゃんの方がかわいいよー!!あゆみも髪伸ばそうかなあー??」
高校生活、とってもかわいい友達ができました。