2人は剣道場に入り、ゆいにLINEを送る。

「どういうこと?」
「どうして行ってくれなかったの?」

10分待っても返事がこない。

2人の間にピリピリした空気が流れ始めた頃、

剣道場の扉が開いた。

ビクッとして扉の方を見ると里奈がいた。

「やっぱりここだと思った。ゆいからLINE返ってきた?」

「返ってきてないよ。突然で、なにもわからないし、
なにも聞いていない。」

「元カノのこと気になるって、ゆい羨ましいな。」

「「1番の親友で、1番大好きやった彼女やったからな」」

と2人が揃って言った。

少し空気が柔らかくなった気がした。