怒鳴りたい気持ち抑え、ゆっくり話し始めた。
「私が修学旅行に行かない、いや。行けない本当の理由を知っている人はこの中にはいないと思います。」
2人の私を見る目は変わらない。
2人は私に向かって頷いた。
そして私も頷き返した。
「わたしが行けない本当の理由は…」
今更、本当に言って笑われないだろうか。
周りの目が変わらないだろうか。
と言葉が喉に引っかかる。
先生たちが並んでいる方を見ると、みんな
大丈夫、大丈夫
と口パクで言ってくれた。
集合体型に並んでいるみんなを見て、大きく深呼吸をして話し出す。

