ーーーーー ーーー ーー 朝の十時に盛大な花火が打ち上げられて、快晴が広がる中文化祭はスタートした。 辺りは文化祭一色である。キラキラしてる…。 皆楽しそう、楽しそう、楽しそ… はは、ははははははは「愛琉!」 名前を呼ばれて振り向くと、呆れた顔をしたりっちゃんが立っていた。 「どうしたのりっちゃん、りっちゃんは当番じゃないっけ?」 「あんたも当番でしょーが!暗い顔しないの!!」 う、頭はたかれた。いたい。