ユリとの交際は世間には認めてもらえないでいた

それほど俺らは人気があり
不釣り合いだと思われているのだろう




『総夜さん…
ソウさんの人気は変わりませんが…

ユリさんの方は…』



「分かってる

イチイチ言うんじゃねぇよ」




俺の人気は変化はしなかったが…
ユリの方は、かなり下がったみたいだった

俺のファンがユリを批難しているからだ


俺もユリのファンに批難されているが…
ユリほどではない

毎日のように俺と別れろという手紙がユリに届くらしい


ユリは平気な顔をしていたが…
精神はたぶんズタボロだと思う

ユリは俺と違い、この業界に好きで入ったからファンからの手紙なんかは結構堪えると思う





「このままじゃダメだな…」





俺は徹平にユリの事務所に向かうように告げると、徹平は笑顔ではいっ!と答え
ユリの事務所に向かった





ユリのファンはどうにも出来ねぇが…

俺のファンはなんとかするしかねぇ


ファンだろうと

ユリを傷つけるのは許さねぇ