続・顔で選ぶんじゃねぇー‼︎


〜 ユリ 視点 〜



「あっ…!

おはよう!総夜くん…っ!」




やったぁ!!

総夜が学校にいる!!


超嬉しい…っ!





私は、学校に着いて教室に入ると
総夜が自分の席でイヤホンをして音楽を聴いていた


私は、総夜が学校にいることが嬉しくて
声をかけたが、総夜は反応してくれなかった




「………………う、うわぁっ…!

い、いつからいたんだよ……」





私は、総夜の前に手を出すと

総夜は、椅子から立ち上がり驚いた顔をして私を見ていた





「いつからって……

今だけど……」


「ああ…そうか……

マジ、驚かすのやめてくれ……心臓に悪い」





驚かせたつもりないんだけどなぁ……





「何の曲聴いてるの?」





珍しく総夜が音楽を聴いていたので

私は、総夜の耳についているイヤホンを外して自分の耳にあてた



流れてくる曲は、とてもポップな感じで

歌っている人の声が、とても心に響いて
私は一瞬で、この曲の虜になった





「アニソンだよ、アニソン

どうせ、またオタクとか言うんだろ?」





総夜は、拗ねたように唇を尖らせて

私からイヤホンを取った





これが……

アニソン…?


こんなイイ曲があるなんて……

アニソンって、すごい!!





「誰?誰が歌ってるの!?」


「えっ…?ああ…花奈さんっていう

アニソンの女神的、存在の人」






花奈さん…?

聞いたことないなぁ…


だけど、私……

この人の曲、好きかも!