『そっか…
それは残念だ
まあ、また興味があったなら言ってくれ
いつでもチケット用意するからよ』
「ありがとうございます!!」
花奈さんはニコッと笑って言った
俺はそんな花奈さんに感謝の気持ちを込めて頭を下げてお礼を言った
『あっ、花奈さん…っ!
花奈さんだぁ!本物だぁ〜!』
『おっ、SUIじゃねぇか!
久しぶりだな!』
花奈さんは、笑顔で駆け寄ってきた
MISSのメンバーの一人、SUIの頭を優しく撫でていた
『新曲最高です!
もう僕、毎日聴いてるんですよー!』
『おっ、お前も聴いてくれてるのか?
ありがとな』
『当たり前じゃないですか!!
アニソンの女神の歌を聴かないわけないですよ!!』
『それ言うなよ…
結構、恥ずかしいんだからな?』
花奈さんは、キラキラ目を輝かせているSUIの言葉に照れたように笑い頬を指で掻いていた
『そうだ
お前にもやるよ
これ、今度やるライブのチケット』
『えっ!?い、いいんですか!?』
『ああ。総夜にも渡したし
一緒に観に来てくれよ』
『総ちゃんももらったの!?』
「ああ」
『うわぁー!行こ行こ、総ちゃん!
花奈さん、絶対に観に行きます!』
『ははっ。ありがとな』
俺同様、SUIも花奈さんのライブのチケットをもらい興奮していた
花奈さんのライブのチケット…
うはぁ〜っ!マジ嬉しいな〜!

